「お金持ちにはなりたくない」と言った娘に話したこと
お風呂上がり、唐突にそんなことを言い出した娘。
びっくりしてそのワケを聞くと、
「だってお金持ちって大体悪い人だし。お金がありすぎると、やる気がなくなりそう。」
とのこと。
うん、なるほど。
確かにお金持ちって物語の中で悪役として登場することが多い。
実際お金持ちって、批判に晒される場面をテレビやネットでよく目にします。
そういう日本のメディアの影響を受けて出てきた言葉なのかもしれません。
「よく聞いて欲しいんだけど。」
私は娘の前にしゃがんで言いました。
「サッカーの練習を頑張ってサッカー選手になった人はカッコいいよね?
歌の練習を頑張って歌手になった人はカッコいいよね?
ママは、お仕事を頑張ってお金持ちになった人もカッコいいと思う。
お金を稼ぐのって難しいし、めちゃくちゃ大変なんだよ。
泥棒とか、人を騙したりとか、そういう悪いことをしている人はもちろん全然カッコよくないし最低だけど、一生懸命働いてお金持ちになった人たちをマは尊敬するし、憧れるな。
それから、お金は自分のためだけじゃなくて、誰かを助けたり、何か役に立つことのために使うことも出来るから、たくさんあってもきっと困らないよ。
やる気がなくなるかどうかは、お金じゃなくて自分次第なんだよ。」
娘はニコニコ頷いて聞いていました。
伝わったような、伝わってないような…。
いつか伝わる日が来ますように。